お仕事日記:奈良の都編(その2)





今回は家具の取付工事に取り組む職人さん達の様子をご紹介しましょう。
取付工事ではまず最初に床、壁などにレーザーをあて基準となる水平と垂直のラインを決めて家具を取付ける位置を出します。たとえ床が水平でない場合でも家具はきちんとレベルを守って取付しますから細かな調整が必要となります。
また間仕切り家具はしっかりと床に固定しないと事故に繋がりますから慎重に下地の補強をします。
墨だしの作業も床、壁、天井などとの絡みがありますから大変です。何度も確認しながら数ミリ間隔でレールの位置に墨を入れている職人さんの額には汗が滲んできます。私は吊り込まれて整然と並ぶパネルにほっとひと安心です。
職人さんにとって道具は何よりも大切なものです。手入れの行き届いた道具にはそのまま職人さんの仕事に対する姿勢が現れます。電動ドリルやレーザー機器などの中にあってひときわ眼を引く《ノミ》はとても美しく見えました。
取付を完了した家具は扉や引出の微調整とタッチアップを念入りにします。日々繰り返し開閉しても狂いがこないように、そしてお客様に大切に使っていただきたいとの想いを込めての仕上作業です。
次回の奈良の都お仕事日記は完成した家具をご紹介します。



高松の展示会に出掛けた帰り道にうーんと寄り道してひなびた山里の製麺所まで足を延ばしました。


今回は平城京跡のすぐそば奈良市西大寺での仕事をご紹介します。